飲食バイトのオープニングスタッフはきつい!?人間関係や仕事内容は?

飲食店のオープニングスタッフのアルバイトは、普通のバイトと比べて大変なのか!?

キツイのなら働きたくないな…。

現在、求人を探しているあなたはこのような疑問を持っているのではないでしょうか。

確かにこれは実際にオープニングスタッフを経験していないとわかりにくいところだったりします。

そこで今回は、実際に様々な飲食店でオープニンスタッフとして働いた経験がある僕が、そのリアルな状況を語りと思います。

ちなみにお店は「うどん屋」「パスタ屋」「焼肉屋」「居酒屋」などです。

ぜひ一緒に見ていきましょう。

※一応「キッチンで働いていた前提」で進めますが、記事の内容的にはホール希望だとしてもほとんど問題ないと思います。

目次

飲食店オープニングスタッフの人間関係について

大変さなどは「人間関係」「仕事内容」に大きく分けられますが、まずは人間関係について。

結論から言うと、人間関係は確かに良いというか、楽なケースが多かったです。

おそらく、どんなお店でも基本的にはそういうケースが多いでしょう。(普通のバイトと比べて)

その理由としてはやはりみんなスタートが一緒の同期だからですね。

派閥などが出来上がっていないので馴染みやすいです。

そして研修を受けたりして同じ時間を過ごすので、自然と一体感が生まれやすい^^

これらは経験上、確かにほとんどのお店で当てはまる気がします。

もしバイトを辞めた後でも、同期メンバーの絆的なモノで友情関係が続いている人もいるくらいですからね。

そしてそもそも…

オープニングバイトは「良い人間関係」を求めて応募してくる人が多い…気がする!

なので「初対面から偉そうなタイプ」は少なかったですし、なにより「わかってるでしょ?オープニングスタッフだよ?全員同期だよ?」という空気が常に流れている気がします。(笑)

面倒な先輩がいないのも超メリット

これは個人的には最高のメリットです。気を使わなくていいですからね^^

ただし絶対に先輩がいないとは限りません。例外があります。

例えばチェーン店などの場合、オープンしてから1ヵ月間ほどは他店舗の古株バイトがヘルプにきてくれるパターンがあるんですよ。

そしてごくまれに、その先輩がそのまま正式に新店舗のスタッフとして働くことがあるのです…。(汗)

実際僕はこれを経験しましたが、その先輩自体は「良い人」だったので助かりました。

もし「挨拶を完全無視」や「理不尽な八つ当たり」などのタイプであればキツかったでしょうね…汗

あと「先輩がいなくて気を使わない」というのは、あくまでもバイト同士の話なので、社員や店長の人柄は運次第。

ただし基本的には一緒に新店を作り上げていくので、仲良くはなりやすいでしょう。

まあこのように飲食のオープニングバイトは人間関係が楽なケースが多いとは思いますが、それがわかりやすく表れるのはあくまでも「最初の内」です。

そのあとは状況によって変わってきます。ここからがリアル…^^

同期でもいずれは上下関係ができる!?

いくら同期とはいえ基本的にはライバルですよね。

最初の数日間(1週間程)でなんとなく上下関係が決まってきます。

この時点ではそれぞれ元々の性格や年齢が大きく関係してきます。

オープンしてしばらく(1ヵ月程)経つと…!?

あやふやだった上下関係がハッキリ出来てくる可能性が高いですね。

これは年齢やキャラに加え、実際の仕事レベルが大いに関係してきます。

仕事が出来る人と出来ない人との差も確実に出てきますので、「仕事ができる同期」が「仕事ができない同期」に指示や注意をする状況も普通にあり得ます。

ま、当然と言えば当然かもしれませんが…汗

つまりスタート状況は同じですが、その先の上下関係は自分の努力や実力次第ということになります。

同期なのに慕われる方法がある!?

これは完全に個人的な意見ですが、年齢が25歳くらいの時にオープニングスタッフとして入ると速攻で一番良いポジションを確保できる気がします。(笑)

実際この経験が2回程あります^^

もちろんその人物のキャラにもよりますが…

入った時点で年齢も一番上の可能性が高いですし、自然と先輩のような扱いをされるケースが多いんですよ。

ただしあくまでも周りから「自然と先輩風の扱いをされる」可能性があるだけで、「先輩風を吹かすことができる」のような意味ではありません。

あと、都会ではなく、地方の求人だとこの年齢のフリーターは少ないですし浮いてしまうかも!?

都会でバイトする人間は、この年齢くらいのフリーターを普段から見慣れていますからね。

そして今からは仕事のきつさについて。

おおまかには「オープン前」と「オープン後」に分けて進めますね。まずは前者から。

飲食店オープニングスタッフの研修内容は!?

一般的に飲食店のオープニングスタッフは、オープン前に研修が行われます。

まず、研修のパターンは大きく分けて2つ

・先に他店舗で行うパターン

・そのまま新店だけで行うパターン

前者はおそらく最も多いであろうパターンです。そして確実にチェーン店ですね。

他店舗で研修を行った後は、新店に移動して最終チェック的な流れになることが一般的です。

後者は個人経営のお店などが多いですが、チェーン店の場合でもたまにあります。

どのパターンであろうと研修の目的はただ一つ、従業員みんながオープン時にスムーズに仕事がこなせるようにするためです。

ではそれぞれ詳しく解説していきます。

オープニングバイト!他店舗の研修内容は?

まず、研修先の店舗にいる期間は、おそらく長くても一ヶ月ほどではないでしょうか。

そして内容的には、新しいバイト先に入社する形とほぼ変わりません。

そのお店のメニューや作り方、マニュアルなどを先輩や社員に教えてもらいながら学びます。

実際に厨房ではお客さんに提供する料理も作りますし、ホールは接客も行います。

その他店舗にいる人間の内、新店で働くのはアナタだけとは限らない

オープニングスタッフとして採用されると、みんな同じ他店舗で研修を行うことが多いため、同期が働いていることもあります。

また、元々そこで働いている店長や社員、バイトなどがオープニングスタッフメンバーとして異動することが確定していることもあります。

ですので、「研修が終わればその店の人間と確実にオサラバ」とは限りませんので、人間関係は無難にやり過ごしましょう。

もちろん従業員全員と仲良く過ごすことが最も理想ですが^^

そして新店の内装工事が終わり次第そちらに移動し、今度は本当のオープニングメンバーだけで研修を行います。

新店に移動してからの研修

まず期間的には、僕の経験上、オープン日の一週間ほど前に入ることが多かったです。

この時点でその会社のマニュアルなどはある程度理解していると思います。

メニューのレシピや接客用語などもほぼ覚えているでしょう。

ただこの一週間という短い期間で、新店での動きを身に付けることになります。

キッチンスタッフは、調理器具やポジションの確認から始めます。他店舗と厨房の造りが違うのでまずは慣れるのが大変です。

ホールスタッフは席番号を覚えることからスタートですね。

※実践的な内容の前に、最初に雑用などをする可能性もあります。

そしてそれぞれ自分がやるべき仕事が明確になってきたら、シミュレーションを何度か行うことが多いです。

だいたいオープン3日前くらいから行うと思いますが、オープン前日にはガッツリ本格的な流れで行われるでしょう。

シミュレーションとは!?

スタッフが交代でお客さん役となって、実際の営業と同じような流れを行うことです。

「お客さんがいるという想定」ですね。

お客さん(スタッフ)を席まで案内し、注文、調理、配膳、会計、お見送り、片付けという一連の流れを全て行います。

僕は厨房スタッフで働くことが多かったのですが、やはり最初はスムーズにはいきません。

メニュー自体は覚えていて調理もできるのですが、要領などが掴めていませんからね。

忙しくて、全てのオープニング研修に入れない人もいると思いますが…

シミュレーションが行われる日だけは、せめて入った方がいいと思います。

一度でも体験しておくこと、オープン日に多少余裕が出ますよ^^

また、チェーン店ではオープン前の新店に必ず本部の人間が何人か来ます。

そしてシミュレーションにも参加して指導してもらいます。

ちなみに、そこで実際に作った料理は、みんなでまかないとして食べたり試食することが多いです^^

続いて2つ目のパターンです。

最初から新店のみで行う研修

こちらは、僕の経験ではだいたいオープンの2週間前くらいから始まることが多かったですね。

ただ正直、この段階では工事自体は終わっていても、まだ営業はできない状態であることがほとんどでしょう。

ですので、まずは研修というよりかは雑用的なオープン準備を行うことが多いかもですね。

雑用は何をするの!?

スタッフのポジションはあまり関係なく、清掃、食材の買い出し、ポスター貼り、ちょっとしたモノの移動、そしてビラ配りなどがあります。

また、オープン間近になると大量の食材や食器類が届きます。

それらを洗浄したり、整理したりして様々な物の定位置をみんなで決めていきます。

作業時間的には短いと思います。

もし仮にそういった作業がガッツリある場合は、どう捉えるかは本人次第。

基本的に研修中も時給はつきますが、「こんな作業で貰えるのはありがたい」となるか、「こんなことはしたくない」となるかですね…^^

この準備作業が、同期と話す最初のキッカケになるのです^^

もちろん全てのお店には当てはまるということはないですが、僕はたいがいこんな感じでした。

これらの作業が落ち着くとやっと研修らしい研修に入っていきます。(雑用がない店舗では初日から普通に研修が始まります。)

厨房ではまず、メニューのレシピを見ながら調理方法を社員に教えてもらうところからスタートです。

チェーン店の場合

たとえ他店舗の研修がなかったとしても、新店のスタッフはベテラン社員でしょう。

当然メニューも作れますしマニュアルもあるので、ある程度はスムーズに進みます。

個人経営の場合

バイトスタッフが、オープン日までに完璧に仕事を覚えることは難しいと感じます。

僕は2回ほどこのパターンを経験しましたが、どちらのお店も「え?もう明日オープン!?マジで!?」という状態で研修を終えました。(汗^^)

研修日にフルで入ったとしても、おそらく全てのメニューを調理する時間はないんじゃないでしょうか。

僕はレシピや工程をなんとなく頭に入れるくらいしか無理でした。(厨房スタッフの場合)

ただそれでもオープン前日には、シミュレーションを行うことが一般的です。

これは他店舗研修の有無は関係ありません。

他店舗での研修、新店のみの研修、どちらがきつい!?

僕はどちらも経験しましたが、これはやはり(?)他店舗での研修があるほうがきつかったです。

きついというか、面倒という気持ちのほうが合っているかもですが。汗

そして他店舗の研修があるということは、ほぼ間違いなくチェーン店です。

なのでもし僕なら、個人店のオープニングのほうがいいですね~。(研修のことだけを考えた場合)

確実に他店舗研修がないですから、その分楽ですよね。

ただし先ほども書きましたが、「他店舗の研修がないチェーン店」も中にはあります。(珍しい気はしますが)

この場合、チェーンと個人店どちらがきついかは、こだわりや店舗によりますね。

たまたまかもしれませんが、僕が働いた個人経営のお店はいい意味で全体的に緩かったですね^^

マニュアル的なモノも圧倒的に少ないです。

また、あるうどん屋さんでは、オープン前日でまだメニューが決まっていないこともありました。

「あとはぶっつけ本番だな。まあ、なんとかなるっしょ!?」的な社長が多かった気がしますね。

自分(社長)がトップなので、チェーン店の「本部スタッフなどを気にするが必要がない」ということも大きいのかもしれませんね^^

そういう「緩さ」的な意味でも、個人店のほうが楽と感じる人もいるでしょうね。

ただ実際オープンしてから仕事ができないと、辛いのは自分自身なので「他店舗で実践的な研修をゴリゴリしたい」という人も多いとは思います。

アナタはどちら派ですか?^^

ちなみに…

飲食店のオープニングでは「プレオープン」が行われることもあります。

これは、正式に開店する前に、従業員の身内や知人などをお店に招待するイベントのようなモノです。

招待客は「店舗の近隣の方」や「お得意様」などの場合もあります。

お店側からすれば「仕事の流れや動きなど」を最終確認する「予行演習」的なメリットがあります。

本物のお客さんではないですが、より実践に近い形で営業できるということですね^^

ここからは仕事編の「オープン後」のきつさについて。

飲食店のオープニングスタッフは忙しいからきつい!?

「オープン景気」とも言われますし、「オープン日はもちろん、その後も忙しいから大変だ」なんて声はよく聞きますね。

確かに忙しい店舗がある(多い?)のは事実ですが、実際はそのお店によるかな~というのが個人的な考えですね。

僕は合計5店舗ほど経験しましたが、半分以上はそこまで忙しくなかったです。

そしてやはり…と言っていいかわかりませんが、忙しかったお店はチェーン店が多かったです。

有名なお店だと特に初日からって感じで…!

僕が働いていたオープニングのあるチェーン店はオフィスビルにテナントとして入っていたのですが、初日からたくさんのサラリーマンがランチタイムに訪れました。

毎日、同じ飲食店フロアでランチを食べている人達は、新しいお店が出来たらすぐに発見しますからね。

「あ!◯◯(チェーン店)が出来てる!入ろう!」的な感じで^^

オープン初日でも暇な店はどんな感じ?

僕の経験で言うと、特に個人経営のお店はほとんどお客さんが来なかったです。

「オープン特別価格」のようなサービスは実施していたんですけど、告知などがうまく出来てなかったのでしょうかね。

「あ、ここにお店出来たんだぁ」と店内をのぞき込む人はいてもなかなか入ってきません。

しかし…忙しさに備えてほとんどのバイトがシフトに入っているので、店内には大量の従業員がただそこに立ち尽くす光景が…汗

もう、ホールスタッフは手を前に組むか、後ろに組むか…くらいしかやることがありません。(笑)

厨房スタッフはメニューのレシピを見るか、掃除をしようとするが「新店なのでピカピカなことに気付く」といった感じです。(笑)

また、あるお店では試食を行ったり、ビラ配りに出掛けたりもしましたね。

お客さんが一組入る度に軽い感動です^^

オープンしてからしばらくしても、ヒマな店はヒマなまま!?

もちろんオープン直後はお客さんが来なくても、徐々に人気店になって忙しくなるケースは全然あります。

ただ僕の経験ではそういったパターンはあまりなく、ほとんどは「週末にピークが来るだけで、あとはかなり暇なお店」って感じでした。

オープニングバイトは頼れる先輩がいないからきつい!?

オープニングバイトは、「ハプニングが起こっても誰も対処できないし、全員同期(新人)で頼れる人がいないためみんな慌てる」という話をよく聞きます。

忙しい状態なら余計困りますよね。ま、確かにその新店で営業すること自体は、従業員全員が初めての経験になります。

ただしチェーン店の場合はまだ安心かも!?

おそらく「新店の立ち上げやオープンに慣れている本部スタッフ」もたくさん来るでしょうし、ベテランの社員やヘルプバイトなどもいるケースが多いと思います。

ですので僕は特別慌てていた記憶はありません。

と言いますか、初日に関しては重要な仕事など(難しい調理とか)は社員とベテランスタッフが行っていました。(汗)

その後も数日はいてくれるでしょうから、その間に一人である程度(完璧に?)仕事ができるように努力する感じでしょうか。

※他の店舗などから、ヘルプに来てくれるスタッフ自体が怖い、厳しいという意味できついと感じることはあるかもしれません。

個人経営の場合は!?

先ほども書きましたが、僕が働いた個人系のお店はオープンしてもたまたま暇だったので大丈夫でした。

しかしこれが忙しい店なら、確かに周りは新人だらけなので大変でしょう。

わからないことがあっても「オーナーや社員に聞けば全て解決する」というわけにはいかないでしょうからね。

「○○についてはまだ決まっていない」と返されるケースもたくさんあるでしょう。

ですのでまあ、できる限りオープン前にしっかりとした準備や確認をしておくことが大事ですね。

飲食店はオープン後も色々とトラブルが起こる?

いわゆる普通のお店にバイトとして入った時には、もうすでにそのお店のやり方やマニュアルなどが決まっているケースが多いですよね。

しかしオープニングの場合はまだ色々とベストの状態とは限りません。

なのでオープンしてからも、しばらくは毎日のように予想外の問題やハプニングが起こる可能性があります。

まだ大手チェーン店の場合は個人店に比べるとやりやすいかもしれませんが、それでもオープン直後から何もかも上手くいくパターンは少ないでしょう。

なのでしばらくは、スタッフ同士で反省したり話し合ったりして色々と改善していきます。

つまり…

最初の内はルールや仕事のやり方が頻繁に変わったりもすることもあるでしょう。

まあストレートに言うと「面倒くさい」感じでしょうか。

逆にメリットとして考えると…?

オープン前の準備はもちろん、それも含めてスタッフみんなでお店を作っていくやりがいはあると思います。

なので「自分たちで色々と意見を出して理想のお店を作っていきたい気持ち」がある場合はメリットになるでしょう。

意見をしっかり聞いてもらえるかもしれませんし、目標があればモチベーションが上がる人もいるでしょう。

特に個人経営のお店のほうが「作り上げていく感」は強いかもしれませんね。

最後に

オープニングバイトのきつさは内容やお店によって色々変わってきますので、確実な答えはありません。

ただ忙しさや仕事の慣れとかに関しては「研修期間にどのくらい働けるか」が僕は大事だと思っています。

ここでガッツリシフトに入っていると、当然仕事も早く覚えられる可能性が高まりますよね。

僕はフリーターで多めに入っていたので、オープン直後は他の同期に比べるとまだ仕事的には余裕があったような気はします。(それでも完璧には覚えられませんでしたが…)

ただその分、「あまり研修に入っていなかった人より仕事ができなかったらまずいかな…?」的なプレッシャーは多少あったような…汗

以上です。

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