M-1グランプリのおぎやはぎ事件とは?点数が…

現在、第19回(2023年大会)まで行われているM-1グランプリ。

その長い歴史の中で「おぎやはぎ事件」と呼ばれるモノがあります。

今回はその内容についてザックリ解説したいと思います。

※内容的に大会の結果(優勝者、点数、出場者)なども書いています。

目次

おぎやはぎ事件はM-1の初回で起こった

M-1グランプリ第一回(2001年)に出場した「おぎやはぎ」。

そしてこの第一回に限り、「別会場にいる300人の一般客」も審査員だったんです。

実際に漫才が行われている東京のスタジオには「紳助さん」や「松本さん」など7名の審査員がいます。

そしてその他に「札幌、大阪、福岡」の劇場に各100人ずつ一般客が集まり、審査をするという形でした。

※東京のスタジオには「審査員ではないお客さん」もいます。

スタジオの審査員7名は現在と同じく一人100点持っており、満点で700点。

そして一般客は一人1点持っており、3つの劇場全て合わせた満点は300点。

なので、出場する各コンビは満点だと1000点になります。

おぎやはぎに対する一般客の点数が極端に低かった

上記のような形(ルール)で、大阪の劇場にいる一般客が「おぎやはぎに」付けた点数が「9点」だったんです。

100点満点中の9点。

これが「M-1グランプリおぎやはぎ事件」と呼ばれているみたいです。

低い理由は決勝戦に出場しているメンバー10組の中、唯一関東出身のコンビだったからではないか?と言われています。

また、「吉本興業所属の芸人ではなかったから」という声もあるそうです。

もちろん本当のところは点数を持った人しかわかりませんが…。

その時の「おぎやはぎの点数」をまとめると以下の通りです。

審査員点数
大阪9
札幌22
福岡12
合計43

ちなみにこの大会の優勝者である「中川家の一般客の点数」を見てみると以下のような感じです。

審査員点数
大阪89
札幌65
福岡79
合計233

かなりの差があることがわかると思います。

そして「おぎやはぎ」に対する、スタジオの各審査員の点数は以下の通り。

審査員点数
紳助50
松本60
鴻上73
石井82
小朝75
青島80
きよし77
合計497

※ちなみに今と違い、M-1の初期は全体的に点数自体が低いです。(コンビに関係なく)

そして「スタジオの審査員」と「一般客」を足したおぎやはぎの合計は540点

審査員おぎやはぎ
審査員7人497点
一般客43点
合計点540点

「おぎやはぎ」は残念ながら10組中、最下位という結果になりました。

ただし…

もし一般客の点数を除きスタジオ審査員だけの点数で見ると、「おぎやはぎ」より「チュートリアル」のほうが低い点数のコンビとなります。

おぎやはぎは「497点」ですが、チュートリアルは「483点」だったので。

あくまでも「一般客を除いた場合」の話ですが。

以下は「チュートリアル」に対するスタジオ審査員の個別得点、そして「全ての合計得点」です。

審査員点数
紳助60
松本50
鴻上75
石井68
小朝75
青島75
きよし80
合計483
審査員チュートリアル
審査員7人483点
一般客154点
合計点637点

ある番組で…

話は「M-1おぎやはぎ事件」に戻ります。

2020年7月に放送されたテレビ東京の「ゴッドタン」という番組で、おぎやはぎがこの「大阪9点問題」に触れることがありました。

確か本人らは「当時はショックだった。笑」みたいなことを言っていました。

また「おぎやはぎ」は人力舎に所属する芸人さんですが、当時の決勝には「松竹芸能のコンビ」も出場していました。

そしてその松竹芸能のコンビも「大阪の一般客からわりと低い点数がつけられていた」ようです。(吉本じゃないため?)

なので、おぎやはぎは出番前、そういった松竹芸能のコンビに対し「かわいそうだよな~」的に思っていたようです。

でもそんな中、自分らにはそれよりもかなり低い「9点」を付けられることに。

なのでスタジオ(ゴッドタンの)では、「恥ずかしい。人の心配をしている場合じゃなかった」と笑いながら話し、当時を振り返っていました。(笑)

以上です。

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