ジャガイモや人参などの野菜、そして果物の皮などをスイスイと剥くことができる皮むき器と言えば!?
そう、ズバリそれはピーラーです。包丁なしでいいわけですから、一人暮らしで自炊する時なども非常に便利ですよね。
ただここで素朴な疑問が一つ、この皮むき器を「ピューラー」と呼んでいる人がいますよね。
同じ物のハズなのに実際僕もそう呼んだことがありますし、呼んでいる人に会ったこともあります。
さて、この二通りの名前はどちらが正解なのでしょうか?今回はこの疑問をサクッと調べてみました!
呼び方が二通りあるが、どっちが正しい?
ピーラーといっても現在は様々な種類や形があり、「〇〇専用」といった商品もあります。
※今回はあくまでも本来のオーソドックスなモノを指しています。
正しいのはピーラー!その理由は?
英語の単語に「野菜や果物の皮を剥く」という意味があるpeel(ピール)があります。
ピーラーの語源(言葉の由来)になっているのはこの「peel」で、実際に英語でもpeeler(ピーラー)と呼ばれているので正しいのはピーラーです。
ピューラーと呼ばれるようになった理由については色々な説があるようですが、ハッキリとはわかっていないようです。
いずれにしても日本語ではピューラーよりもピーラーの発音のほうが近いということですね。
よってピューラーでも大きな間違いではありませんが、ピーラーのほうが正しいと言えるでしょう。
あともちろん、どちらでもなく「皮むき器」と言っても通じるでしょう^^
スライサーとの違いは?
「スライサー」はキャベツや人参などの野菜、または果物を手で押さえながら前後に動かすことで薄くスライスしていく調理器具です。

そしてピーラーは、ピーラーを手に持って動かしながら野菜や果物の皮をスライスしていく調理器具です。
「食材を薄くスライスする」のと「皮を剥く」のように主な使用目的、そして使い方や形も違いますね。
中にはピーラーでも薄くスライスする用に使う人もいます。(皮をむくだけでなく)
そのへんはもちろん自由ですね^^
使う場合はどちらもケガには注意しましょう。
他にもある、呼び名を迷ってしまうややこしいモノ…?
調理や食事に関する道具で、僕自身もいまだに「あれ?こっちでいいんだよね?」と迷っているモノがあります。
今回の機会にさらっと整理しちゃいましょう!
ボウル、ボールの違い!正しい呼び名は?
卵を割入れてかき混ぜたり食材を混ぜたり、または粉を練ったりと料理をするときに欠かせないのがボウルです。(様々な種類があります)
この道具も、レシピ本などにはボールと書かれていることがあります。

「さてどっち?」って話なのですが、調理器具のボウルは英語のbowl(ボウル)が語源です。
英語を日本語のカタカナで表すので、ボウルとなったりボールなったりしてしまうんですね。
ボウルと表記されていても、日本語での発音で考えると一般的には明確な違いはないと思います。
なので厳密にどちらが正しいとか間違いということではないようですね。
ball(ボール)もありますよね。
こちらは球を意味していてカタカナではボールと表されることがほとんどです。
この球を表すボールと区別するためにも、調理器具のほうはボウルと表すほうが良いと思います。
また、bowlの発音からしてもボウルのほうがより近いと言えるでしょう。
トレー、トレイの違い!どっちが正しい?
食事などを運ぶお盆を「トレー」や「トレイ」と呼びますが、これはどっちが正解に近いのでしょうか?(食事や料理と全く関係ない種類のモノもあります)

こちらは英語のtray(トレイ)が語源です。
ボウルとボールと同じように、こちらもトレーでもトレイでもどちらでも間違いではありません。
しかし「tray」をカタカナで表すと、トレーよりもトレイのほうがより英単語の発音に近いでしょうね。
最後に
他にも、食品を保存するプラスチック製の密閉容器を「タッパ」や「タッパー」と呼ぶ人もいますよね。
実は「タッパー」はアメリカのタッパーウェア社が開発したもので商品名になります。
ですから正しくは、「タッパーウェア社が作ったプラスチック製の密閉容器だけ」がタッパーウェアなのです。
しかしこの名前が有名になり、プラスチック製の容器のほとんどはタッパやタッパーと呼ばれるようになったそうです。
今回の記事内容は…
タッパーも含め、出てきた道具はどちらの呼び方にせよ完全に間違っているとは言い切れないでしょう。
それが日常的になっていますからね^^
なので会話する相手によっては、細かく指摘をしないほうがいいケースもあると思います。
バイトの先輩が「ピューラー」と言った時に、「それはピーラーですよ」と指摘してしまうと相手が良くない顔をする可能性もあります。
どうしても気になる場面以外の時は、流したりスルーしたりするのも人間関係には大事なような気がします。
もちろん知識として今回の記事が何かしらお役に立てれば幸いですが…
職場などでは上記のようなケースはよくあり、僕も実際に後悔したことがあるので一応書いておきました。汗
以上です。