一人暮らしで自炊をしている目的は人によって違いますが、「食費の節約」と考えている人は多いです。
でも本当に節約になっているのかな?自炊しない方が安いんじゃないの?
もしそうなら時間もかかるしできれば止めたいんだけど…。
こんな感じの悩みを持っている人もたくさんおり、おそらくあなたも現在そのような状況でしょう。
今回はこのあたりについて、解説していきたいと思います。
僕は一人暮らし歴が長く、自炊をしていた時期もあったので(本格的な感じではないが)、個人的な考えも入れながら書いていきますね。
一人暮らしは自炊しない方が安い?
結論としては…「自炊しない方が安い」ということはあまりないかなと。(基本的には)
なので一人暮らしの自炊をすることによって、食費の節約になる可能性は高いとは思います。
とは言っても、注意点いろいろ
ものすごく効果を期待すると、実際はうまくいかないケースも多々あるでしょう。
「誰も」が「簡単にできる」、というわけではないかなと。
かなりの結果を求めるのであれば、それなりの料理技術や知識、あと「意志の強さ」的なモノも必要だと思います。
意外と「意志の強さ」が、リアルに一番ハードルが高いかも。笑
しんどい時は外食で楽したい時もあるでしょうし、思いっきりジャンクフードなどを食べたい時もありますからね。
また、自炊のやり方次第ではあまり節約にならないケース、むしろマイナスになってしまうようなケースもあります。
節約になりにくいケースは記事後半で紹介しています。
そしてあともう一つ大事なことがあります。
自炊すれば食費的には節約できる可能性が高いと思いますが、「時間の節約」で言えばほぼ間違いなくデメリットです。
お金も大事ですが、毎日忙しい一人暮らしは「時間もすごく大事」なので、そのあたりもトータルで考えがほうがいいでしょう。

さて、話は戻りますが、とりあえず「食費を抑えるなら自炊を…」という考え方自体はたぶん間違いないでしょう。
(その度合いは置いといて)
今からはザっとですが、そういった例を紹介しますね。
自炊しない場合、どれくらい食費がかかる?ザックリ解説
自炊をほぼしない場合の例を出してみると…
例えば、朝ごはんは「菓子パン」や「牛乳」などで済ませたら300円ほどになります。
そして外でランチをすれば、どんなに安い定食屋さんでも500円から600円はするでしょう。

コンビニのお弁当でもそのくらいはするはずで、それにプラスして「ジュース」や「缶コーヒー」も買っていたら800円くらいはかかります。
そして夕食も外食すれば、もう少し高いので1,000円くらいはかかるでしょう。
このように朝昼夜と毎食、外食やコンビニで済ませた場合には少なくても1日に2,000円はかかることになります。
これを1か月続ければ、6万円も食費にかかります。
あくまでも極端な例ですけどね。
で、これを見た時に「6万は高い…けどこの内容なら当然というか、そりゃそうなるよな…」と思いませんか?僕は思います。
なので自炊をすればよっぽど間違った内容でない限り、上記の例よりは安くなるイメージができるんじゃないでしょうか。
と言いますか、現在あなたの食費と比べてどうですか?
自炊していれば、おそらく上記まではいってないと思います。
もちろん食べる量も一人ひとり違いますし、たまには外食したり惣菜ばかりの日もあるでしょう。
それでもたぶん自炊中心にすれば上記よりは…って感じですかね。
もちろん正しい自炊(多めに作って冷凍保存するなど)をすればするほど節約はできますね。
自炊をすれば食費が月30,000円?
一人暮らしの食費、あなたは現在いくらぐらいかかっていますか?
ネットなんかで色々調べてみると…ほとんど毎日自炊をすれば月30,000円とかも普通に可能みたいですね。
これくらいの金額だといわゆる…
・時間に余裕があるときにご飯をたくさん炊いておき、1食分ずつラップに包んで冷凍しておく。
・朝ご飯は「おにぎり」にしたり、昼にはお弁当を作る(卵焼きなど簡単なおかずだけでも作るか、夕食で多めに作ったおかずを入れるなどして)
・夕ご飯にはカレーを作って2日か3日くらいはカレーで済ます。
のような「The・自炊」って感じだと思いますけど。たぶん。

ただこう書くと「いや、そういう感じなら月30,000円よりもっと安くできるでしょ!」という声も多い気はします。
すみません、なんせ僕が「節約レベルのキチンとした自炊」を継続して行った経験がないので何とも言えませんが…確かにそうなのかもしれません。
もちろん1日あたりの食費が800円ほどで、1か月24,000円くらいの人もいるでしょうね。
野菜やお米、お肉などの食材や調味料をスーパーの特売日などに上手に買い、もっと賢くやりくりして1か月分の食費を1万円ほどに抑える人もいるでしょう。

正直僕からしたら月30,000円でもすごいと思っています。
僕はかなり食べますし、めんどくさがりですし、そういった自炊の継続は到底無理なので…汗
節約にならないケースも!?節約目的の自炊をする際の注意点!
上記のように一般的な自炊をすれば、節約になる可能性は確かに高いです。
なのでそれ目的なら、忙しい毎日でも「する価値はある」と言えるでしょう。
(あなたが求める結果になるかどうかは別ですが)
しかしやり方を間違ってしまうと、あまり節約にならない残念なケースも出てきます。
(僕が自炊をしていた頃はそんな感じでした。汗)
また場合によっては、「逆に食費が高くついてしまうケース」もあり得るかもしれません。
今からはそういった「失敗パターンの原因となり得るポイント」をいくつか紹介しますので、現在あなたに当てはまっていないかチェックしてみてくださいね。
①適当に買い物をする
②買い過ぎる
③調味料などにこだわり過ぎる
④光熱費がかかり過ぎる
⑤たくさん食べ過ぎる
⑥高いモノを食べ過ぎる
ではそれぞれ見ていきましょう。
①行き当たりばったりで買い物をする?
例えばシチューを作ろうとした場合、ジャガイモや玉ねぎ、人参やお肉、シチューの素などが必要になってきます。
他に主食のご飯やパンも必要で、サラダも一緒に作ろうとすればレタスやハム、ドレッシングなども必要ですよね。
これらの食材をいつ、どこで買うかなどで食費はかなり違ってきます。
スーパーの特売日などを利用すればかなり安く買うことができます。
しかし、このような特売日を利用しないで行き当たりばったりで買い物をしていると大きな差になるでしょう。

また、お店によって食材の値段が違うケースも多いですね。(高級スーパーとかもあるので節約目的なら注意を)
そして食材の買い方に深く注意していない人は…
ある程度買うモノは決めていたとしても、ついつい予定のないお菓子やジュースなどを買ってしまいがちかもしれません。
また、もし計画を全く立てずに、店内を回りながら買う物を選んでいく場合(今日食べる料理を決める場合)だと…
美味しそうな商品が次々と出てくるので、さらに注意が必要です。
どんどん買い物かごに入れたくなりますからね。笑
上記(お店選びなども含む)のような買い物方法だと…
少しずつの積み重ねで自炊をしているのにあまり節約できていない状態になってしまう恐れがあります。
②たくさん買い過ぎて余らせてしまう?
一人暮らしの買い物では、特に買う量にも注意しないと、消費期限内に食べきれないで捨ててしまわなければいけなくなります。
どんなにお得に買っても、余らせて捨ててしまっては意味がなくなります。
あなたも一度は経験があるのでは?
特売日に野菜やお肉をまとめて買っても、それを上手に調理して食べきるようにしないといけません。
具体的には、おかずを何品かまとめて作ってお弁当のおかずや夕食にしたり、または冷凍したりして上手にやりくりをするなどですね。
これも買い物に出かける前に、ある程度考えておいたほうが失敗は少なくなるでしょう。
③調味料などにこだわってしまう?
レシピ本などを見ながら自炊をする人も多いかと思いますが、レシピ通りに食材や調味料を揃えようとするのも食費ばかりがかかり失敗するパターンかも?
というのは、レシピによって生クリームやバター、珍しい調味料などが使用されているものもあります。
美味しく作れたとしても1回で使用する量はほんの少しですよね。
なのであまり使用する機会の少ない調味料を使いきれずにムダにしてしまう可能性が高いです。
しかも生クリームやバター、珍しい調味料などは値段も高いことが多いです。
節約のために自炊をするなら、「頻繁に作らないレシピ」や「あまり凝った料理」に挑戦するのは止めたほうが良いでしょう。

④光熱費がかかり過ぎている?
自炊をするときには食材だけでなく、基本的には電気代やガス代もかかっていますよね。
なので調理の仕方によっては、これらの光熱費をムダにしてしまう可能性もあるでしょう。
例えば炒めものをするときに使う「フライパン」に、水滴がついたままで使うとこれを蒸発させるためにムダな火力が使用さます。
なので拭きとってから使うと、この問題は解決ですね。
またパスタを茹でるときにも、「大きな鍋」でたっぷりのお湯を沸かして茹でるのはかなりの火力が必要。
しかし「平らなフライパン」を使ってパスタを横にして茹でれば、水も火力もかなり節約できますね。(美味しさ的にはマイナスなのかもしれませんが)
他にこういったパターンもあるよ!
例えば煮物をするときに、落とし蓋をするのとしないのでは加熱時間がかなり違ってきます。
また、「カレーを作った鍋の洗い物」は大変ですが、このとき光熱費をムダにしてしまうケースも多いですよ。
なかなか落ちない汚れを落とそうと、洗剤や水、お湯をたくさん使ってしまう感じです。
そんなときは…
・事前にキッチンペーパーなどで、ある程度拭きとってから洗う
・鍋に水と洗剤を入れてしばらく放置しておく
などすれば、落としやすくなり節約になるでしょう。
⑤量的に食べ過ぎ
まあこれはそのまんまなんですが…。笑
僕の話で言うと…正直、かなり食べるので自炊をしていた時も食材や食品を多めに買っていました。
一つずつの値段は大したことはなくても、その量が平均を超えているので単純にお金がかかっていました。
なので節約の効果は減っていたでしょう。
あと上記の光熱費などにも影響してきますね。
まあ正直、僕は食べ切るので「余って無駄になる」とかはないんですが(笑)
全部外食にしていたらもっとお金がかかったでしょうから、それに比べたら多少マシかもですが…
まあでも、そもそも食べ過ぎは良くないので、僕と同じようにならないように注意してください。
僕はもちろん、体型的にもどんどん太っていきましたよ。汗
でもお腹は減るので…
「減るってことは足りてないってことだから食べ物が必要だ」みたいな、わけのわからない言い訳をして食べていた時もありましたね。汗
⑥高いモノを食べ過ぎ
これも節約で自炊するのであれば、注意するポイントであるのは間違いありません。
ベタなところで言えば「マツタケ」とか「ステーキ肉」とかですかね。(ベタ過ぎかもですが。汗)

いやまあ、たまにの贅沢で高い食材や商品を買うのは全然アリだと思いますが、頻繁になると…って話ですね。
あと上記①の「買い物方法」でも軽く触れましたが…
高級スーパーなどもあったりするので、毎日自炊を続けるのであれば、そういった点にも気を付けましょう。
また、③の「調味料にこだわる」とかにも当てはまる内容と言えますね。
自炊、続けますか?やめますか?
とりあえず上記で書いたリスクを回避すれば、「節約にならないケース」は基本的に少ないでしょう。
もちろん「このまま続けるか、やめるか」はあなたの自由ですが。
もう一度言いますが、僕は「しっかりとはできていなかったタイプ」です。汗
どうしても「好きなモノだけを多め」に買ってしまっていたので。
と言うか、そもそも食費の節約になりそうな「正しい本格自炊」は性格的にも時間的にも無理でした…。
あと「料理知識、キッチンの狭さ」的にも厳しい…って感じですかね。

最終的に僕はお金より「時間の節約」を優先して、それからは「ほとんど自炊をしていない」って感じです。
自炊をやめた場合、ほぼ間違いなく時間の節約にはなりますからね。
個人的には全然満足していますが、金銭面で言うと節約はできていませんけどね。
自炊を続けるのであれば、僕と同じタイプの人は注意しましょう。
そして続けるとしても、毎日だとストレス的にもしんどいでしょうし…
無理せずたまにはとことん手を抜いたり、外食したりして楽するのも大事だと思います。
以上になります。